第9号 |
コ ー エ キ 通 信 |
2010年 夏号 発行人:増田 |
◎ お子様の夏休み自由研究に… 身近な材料でpH(水素イオン濃度)を調べてみよう!! 紫色の植物に含まれる色素(アントシアニン)や、カレー粉に含まれる色素(クルクミン)はpHによって色が変わる性質があります。その性質を利用してpH試験液を作ってみましょう。 @ 紫色の植物(ムラサキキャベツがベスト、ぶどうの皮、赤しその葉でもOK)を細かく切って凍らせます。 A 凍らせた植物をナイロン袋に入れ、少量の水を加えて色素をもみだします。 B もみだした液を水道水・お酢・石鹸水・レモン汁に加えます。それぞれ色の変化と、違いを見てみましょう。 C 家にあれば、トイレ用酸性洗剤、パイプ洗浄剤をそれぞれ水で薄めたものにも入れて変化を見てみましょう。 【※ 洗剤、洗浄剤の取り扱いには十分注意が必要です。絶対に2種類の洗浄剤は混ぜないでください。 ※ 使った液を捨てる際は十分に薄めてから捨てるようにしてください。 】 |
||||
◎ やさしい虫除け作ってみませんか? 効果は・・・!? 一度お試しください!! 夏の風物詩と言えば、海、花火、スイカなど様々あります。まぶしい日差しに誘われて外に出掛けることも増えるのではないでしょうか?この季節に外出すると日焼けと並んで悩まされるのが「虫刺され」です。 虫除け剤は数多く市販されていますが、多くの商品には「ディート」と言う有害な物質が含まれています。 この物質については、厚生労働省が生後半年以下の乳児には使わないよう使用上の注意に表示させる方針を決めました。そこでディートを含まない、簡単に手作りできる虫除け剤を紹介します。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 材料 ・ハッカ油(薬局にて100ml入り、約700円で手に入ります) ・エタノール ・水 作り方 @1%のエタノール水溶液にハッカ油を10滴ほど加えて混ぜる。 A百円ショップなどに売っているスプレー容器に詰めれば完成。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この応用編として、エタノールとハッカ油の濃度を高めて、トイレ用のスポンジ拡散タイプの 置き型消臭剤の容器に詰め替えれば、置き型の虫除け剤にもなります。 |
||||
・栄養のバランスを取る ・よくかんで食べる ・外食を減らす ・脂肪分を取り過ぎない |
◎ 病気のリスクを下げる生活ポイント 早めに生活習慣の見直しを |
|||
生活習慣病はある日突然起こるわけではありません。病気の芽が生まれると、生活積み重ねの中で少しずつ成長し、発症に至ります。例えば、がん細胞は私たちの体の中で次々と生まれていますが、すべての人が発症するわけではありません。これは体に備わった免疫システムが、がん細胞を攻撃して増殖を抑えてくれるためです。 しかし、免疫システムに深く関係しているのが、毎日の生活習慣です。食生活の乱れや運動不足・飲み過ぎ・喫煙などによって免疫システムの働きが低下し、がんなどを引き起こすリスクが高まります。今は健康でも、不適切な生活習慣を続けていれば、いずれツケが回ってくる可能性が大きくなります。生活習慣の改善は、自分の体を自分の手で守ることです。少しでも病気のリスクを下げるように心がけしましょう。 |
||||
◎ 分析法の基礎 〜吸光光度法〜 「溶液Aに物質Xが、どの程度含まれているかを知りたい・・・。」 こんな時に溶液の『色』を利用して知る方法があります。 物質Xに特定の条件で加えると、必ず特定の色・濃さで発色する薬品Qを準備します。 ・溶液A、薬品Qと物質Xの含有量が判かっている溶液Bを準備します。 ・溶液Aと溶液Bに薬品Qを加えて発色させます。 ・ある波長の光での溶液Aと溶液Bの色の強さ(吸光度)を分光光度計で測定します。 ・得られた結果から、溶液Aに含まれる物質Xの濃度を算出します。 |
↑左から目的物質の多い順 |
|||
この方法は、分光光度計と発色させる薬品が必要ですが、多くの物質に適用できるため、広く利用されています。 |
||||
|
〒394-0031 長野県岡谷市田中町三丁目3-24 TEL 0266-23-2155 FAX 0266-23-0733 E-mail info@e-koeki.co.jp |
計量証明事業長野県登録第環境5号・45号・68号 水道水検査厚生労働大臣登録第69号 作業環境測定機関登録20-3号 土壌汚染状況調査指定機関 環2003-1-481 建築物飲料水水質検査業 長野県4水第17号
|
||