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KK    テクノリサーチ            
     
テクノリサーチ部門は1989年から30,000件の分析実績があります
 「異物分析」「変色・腐食調査」「材料分析」「環境試験」の他
 「有害物質測定」や「清浄度評価」といったお客様のニーズに対応
  分析技術者が直接打合せを行いますので、お客様の疑問に対し、
 お問い合わせからご報告まで、丁寧にタイムリーにお答えします



清浄度評価
 
 切削、プレスなど加工時に発生する切粉や加工油の残渣が動作不良につながる可能性があることから、加工後の洗浄は品質に直結した工程となっています
 弊社ではいくつかのコンタミ分析から最適な方法を選ぶことで、お客様のニーズに合わせ、測定誤差の少ない分析を実現しています
 また、汚染物質の特定(定性分析)を行うことで、混入経路の特定や品質向上のきっかけづくりをご提供します
 
■ 粒子状汚染物質測定 (ISO16232/VDA19)
■ 残留油分測定
■ NVR(不揮発性残留物)/残留シリコーン測定
■ イオン残差測定

【 粒子状物質測定 】

 これまでの洗浄度検査方法は、重量法が採用されてきましたが、部品の小型化・高密度化が進み、異物の『重さ』ではなく『大きさ、個数』を重要視する粒子計量法が採用され始めています
 当社では国内ラボで測定を実施しています
〇粒子係数法

試料を洗浄し、洗液中の固形物をろ紙で捕集し、ろ紙の粒子を観察し固形物の大きさ、個数、種類を評価します

試験は[減衰試験]と[本試験(ルーチン検査)]からなります
[減衰試験]
 仮に設定した条件で抽出-ろ過-測定を繰り返して、コンタミ粒子全体の10%以下となるのを確認します(最大6回)
※既に測定実績がある場合は省略できます
※減衰試験を行うことにより、その抽出条件で90%以上のコンタミ粒子が抽出されていることを担保できます

[本試験(ルーチン検査)]
 減衰試験から導き出せれた条件を用いて、本試験を行います

  
【抽出】・圧力リンス(一般的)
    ・内部リンス
    ・超音波
    ・攪拌
【ろ過】・メンブレンフィルター(孔径10μm、5μm、他)
【測定】・マイクロスコープによる光学観察、計測
    (長さ/幅、繊維、金属光沢)
    ・重量法を追加することも可能
   

>>>>> ご依頼の流れ  >>>>
@情報提供、打合せ
 ・過去の測定の有無(ありの場合、それに合わせます)
 ・コンタミ粒子の大きさ、範囲(100μm以上など)
 ・コンタミ粒子の種類(金属、繊維、すべて)
 ・抽出方法の指定の有無
 ・抽出液の指定の有無
 ・試料の形状、重さ、個数、材質など
  (試料は減衰試験用、本試験用、それぞれご用意ください)

 A減衰試験条件の選定
 抽出方法は、抽出作業によりコンタミ粒子が発生するリスクがあることから、圧力リンスが一般的です
 抽出溶液は、界面活性剤を含む水系中性洗浄剤、エタノールなど試料の材質を考慮して選定します
ご希望のものをご指定いただくことも可能です
 抽出時間は、試料の形状などから設定します

B減衰試験の実施
 最大6回減衰試験を実施します
 (試験回数に応じて料金が変わります)

C本試験(ルーチン検査)の実施

D報告

自動車構成部品の粒子状汚染物質(国際規格ISO16232/ドイツ自動車工業会品質管理規格VDA19)

報告書例    粒子係数法パンフレット

〇重量法
(方法1)
試料を溶剤(純水+エタノール)などで洗浄し、洗液中の固形物をろ紙で捕集して、重量を測定します
(方法2)
洗浄前後で試料の重量変化を測定します
【 残留油分測定 】

金属表面に残留する加工油などを測定することができます
製品の清浄度の他、洗浄方法の評価としても利用されます
洗浄液の変更、洗浄機の変更、前後の測定により製品の清浄度のエビデンスとなります

〇四塩化炭素抽出−FTIR法...

 炭化水素や炭化水素誘導体、脂肪酸など、四塩化炭素に溶解する有機成分を計測します
 有機成分に含まれるCH結合をもとに定量しますので、CH結合をもたない有機成分は計測されません
 また、測定結果は試料1個あたりの油の重量としてあらわされますが、油の種類によってCH結合の強度は異なりますので、使用している油が入手できるとより正確な値となります
 
 残留油分測定フロー        報告書例
【 NVR測定 】

 製品表面に残留するNVR(不揮発性残留物)を測定することができます
油だけでなく、付着している固形物などもあわせて重量として表されます
 FTIR法を追加することにより、導電性不良や接着性不良の原因となるシリコーンの有無を確認できます
 金属部品そのものだけでなく、トレーなど梱包資材の清浄度評価にも適用されます

〇ヘキサン抽出−重量法−FTIR法

 @ヘキサンで試料表面を洗浄し、NVRを抽出します
 A抽出液をあらかじめ計量したアルミカップに移します
 B加熱してヘキサンを揮散させます
 C放冷後、アルミカップを計量してNVR量を求めます
 Dアルミカップ内のNVRについてFTIR測定を行い、
  特徴吸収からシリコーンの有無を判定します
【 イオン残差測定 】

 製品表面のイオン性成分を測定することができ、純水洗浄工程の評価に利用できます
 塩化物イオンや硫酸イオンといった陰イオンの他に陽イオンの測定も可能です
また、プリント配線板試験法のように溶媒(IPA+純水)で表面を洗浄し、その電気伝導度からNaCl量として換算する方法もあります

〇純水抽出ーイオンクロマトグラフ法


異物分析
不良調査
【 異物分析・不良調査 】
 異物はあらゆる業種において発生し、その分析、原因究明に対する姿勢は企業の信頼に直接影響を与えます

 また、異物分析においては正確性はもとより、スピードも重要となります
 当社では通常でも5営業日、特急対応では当日から翌営業日での速報が可能です
食品異物に関しては通常でも短納期を実現しています

 異物分析では、見積もり段階で分析方法を確定することは困難ですが、追加の分析が必要となっても追加費用はいただきません

〇測定例
  ・製品の付着物の分析
  ・加工食品中の混入異物の分析(金属)
  ・加工食品中の混入異物の分析(有機物)
  ・塗料中の不純物の分析
  ・製品の変色の分析
  ・製品の錆の分析
  ・メッキの密着不良の分析
  ・パターン断線の原因調査
  ・グリースの劣化評価
  ・はんだ濡れ不良の分析
FTIR法 樹脂、油、繊維など有機物の同定に
EPMA法 微小の金属片、鉱物片の元素分析に
XRF法 1mm以上の試料の元素分析に

有害物質測定
 
 国内外で環境負荷軽減を目的とした様々な規制や法案が施行されています。
 国内の電機・自動車メーカーおよびサプライヤーにおいては、現在、EU規制への早急な対応を迫られています。
 また、グリーン調達など環境対策への取り組みも盛んで、鉛やカドミウムをはじめとした環境負荷有害物質の削減・全廃に向け、現状の調査や報告、代替技術の確立などが行われています。
 ・規制や法案の一部
    国内規制: 循環型社会形成推進基本法
         化審法
         化管法(PRTR)
         グリーン調達法
         資源有効利用促進法
         家電リサイクル法
         フロン回収破壊法
         自動車リサイクル法
    EU規制: 廃電気電子機器指令(WEEE)
         電気電子機器に含まれる特定有害物質の
            使用制限に関する指令(RoHs)
         廃自動車指令(ELV)
         包装廃棄物指令
         廃電池指令

弊社では、これらの法案や指令で使用が禁止されたり規制された有害化学物質について、製品中の含有量を測定させていただいており、多くのお客様からご利用をいただいております

 〇測定例
   ・製品中の有害元素スクリーニング分析(XRF) 
   ・材料中の有害元素の定量分析
RoHS フタル酸エステル類 REACH SVHC
PBBs/PBDEs ハロゲン PFAS

環境試験

製品の耐食性など使用条件による影響について、試験を行っております
以下の試験以外にも対応可能なものがありますので、お問い合わせください

・塩水噴霧試験:
  JIS Z 2371 塩水噴霧試験法
  JIS H 8502 めっきの耐食性試験方法
  JIS C60068-2-11 環境試験方法(電気・電子)塩水噴霧試験方法
  NDS C 0110E 3.14防衛庁規格
       電子機器の運用条件に対する試験方法 塩水噴霧試験
・冷熱衝撃試験:
  JIS C 60068-2-14環境試験方法(電気・電子)温度変化試験方法

・高温高湿試験:
  JIS C 60068-2-30 環境試験方法(電気・電子)高温高湿(定常)試験方法

・ガス腐食試験、 促進耐候性試験

材料分析

 使用材料の化学成分、めっき液の管理測定などの分析を行っています。
 サイレントチェンジ、異材混入などにより想定した性能がでない事態が発生しており、購入材料、納入部品の品質確認が重要となります
 また、めっき液の濃度管理のための測定なども実績が豊富です

 〇測定例
   ・購入材料の品質確認
   ・他社製品の材料の特定
   ・めっき液中の成分分析
   ・基板上のはんだ組成分析
   ・グリス劣化評価

顕微鏡検査

 電子顕微鏡、デジタルマイクロスコープ、レーザ顕微鏡など、分析において観察は基本です
 樹脂包埋した試料を研磨することで、めっきや塗装、異物の断面観察も可能です
 適切な観察法と前処理技術でお客様のご期待のお応えします
 
 〇測定例
   ・めっき、アルマイト皮膜の膜厚測定
   ・めっき異常(突起、膨れ)の断面観察
   ・浸炭、窒化処理層の断面観察
   ・合金の金属組織観察
   ・前処理効果(表面凹凸)の評価
   ・破断面の電子顕微鏡観察
   ・ゴムローラの表面形状調査
   ・携帯電話の断面観察

分析のお問い合わせ


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